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少子高齢化をそろそろ現実的に受け入れる必要があるかもしれない

2017年も始まり、今年はどんな年になるんだろうと思っている今日この頃です。

ここ数年、少子高齢化が話題になり、各地で少子化対策が様々行われています。子ども(次世代)が増えなければ日本は沈没しかねない状況ですから、これは大切なことです。

こうした対策をすれば、出生率は上がり、少子高齢化は(ある程度)解消する・・・と思っています。はい、僕もそう思っていました。どうにか少子化を止めて、出生率を上げる努力を続けていけば、どうにかなると思っていました。

でも、最近思い始めたのが「少子高齢化は止められない」「子ども(次世代)が増えることを前提にしない社会を現実的に考えなくてはならない」時期=「少子化を現実的に受け入れる時期」に入っているかもしれないな、ということです。

誤解のないように書いておくと、少子化対策は引き続きすべきです。あきらめてはいけないでしょう。ここであきらめるのと、努力し続けるのとでは大きく差が出てきますから。

「少子化を現実的に受け入れる」というのは、少ない労働人口でうまく日本を回すことを真剣に考える時期に来ているということです。子どもが増えることを(過度に)期待しないということです。

 

ちょっと考えてみると、すでに団塊ジュニア世代は40歳半ばになりつつあります。団塊ジュニアが出産にはなかなか厳しい世代に入ってきたことが現実的になっています。

2015年の人口ピラミッド

出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ (http://www.ipss.go.jp/

見てのとおり、団塊の世代(65歳頃)と、団塊ジュニア世代(40歳頃)に人口の山があることはご存知のとおり。出産を考えると団塊ジュニア世代はそろそろ厳しい時期に入ります。そのあとは人口は減る一方です。

出生率が高く推移した場合を見ても、それほど劇的に解消するわけではなさそうです。

 

次に20年後、2035年の人口ピラミッドがこれです。

2035年の人口ピラミッド

出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ (http://www.ipss.go.jp/

 

団塊ジュニア世代が高齢者に入ってくる時期です。完全に独楽(コマ)のような形です。倒れそうです・・・。出生率がどう推移するかによって、下のほうのグラフが大きく異なることがわかります。とはいえ、それほど劇的に次世代が増えることはなさそうです。

 

さらに進んで40年後、2055年の人口ピラミッドがこれです。

2055年の人口ピラミッド

出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ (http://www.ipss.go.jp/

少しスリムになりました。団塊の世代や、団塊ジュニア世代が減っているので、全体的にならされている感じですかね。

これを見ると、一見、大丈夫そうに見えるけれども、ちょっと思い出してみよう。団塊世代が子育て世代だった1970年はこんなピラミッド。

1970年の人口ピラミッド

出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ (http://www.ipss.go.jp/

全然違う・・・。基本的にこの人口ピラミッドで社会設計されてきているので、今の時代では無理が出てきているわけです。

そもそも、この図を「人口ピラミッド」というのは、このイメージだからでしょうね。今の見た目だと「ピラミッド」ではない。

 

グラフで見てきましたが、数字で見たほうがわかりやすかろうと、内閣府の高齢社会白書も見てみると・・・

・54(2042)年に3,878万人でピークを迎え、その後は減少に転じるが高齢化率は上昇すると推計される。

・平成72(2060)年には高齢化率は39.9%に達し、2.5人に1人が65歳以上。

・平成72(2060)年には75歳以上人口が総人口の26.9%となり4人に1人が75歳以上。

・平成27(2015)年には、高齢者1人に対して現役世代(15~64歳)2.3人(図1-1-3)。

・平成72(2060)年には、高齢者1人に対して現役世代(15~64歳)1.3人。

出典:平成28年版高齢社会白書(概要版)

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/index.html

 

頭がクラクラしてきます・・・。

 

少ない労働人口で日本を回していくためには、多様な働き方、ワークライフバランスが大切で、子育て世代の男性ならばイクメンという生き方もこれからどんどん増えていくでしょうし、女性や高齢者も今以上に社会で活躍できる社会がやってくるでしょう。イマドキキーワードならイクボスも大切です。

 

という、文脈で書き進めると、これまでと変わりない文章になりそうなので、ちょっと違う面で書いてみたいと思います。

が、かなり長い文章になったので、また後日。連載にします。

 

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